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05 NANKAI MiniMoto4時間耐久ロードレース参戦報告
<鈴鹿入り>
いつも通り、金曜の夜に鈴鹿入り。
ミニバイクだと、車両も小さいし荷物も少ない。
クルマの中がガラガラで、忘れ物をしていないかと妙に不安になる。
パドックに到着し、駐車場を探す。
探す…探す…探す……?
まだ金曜の夜なのに、いくら探しても、全然空いてない。
結局、グルグル回った末に、装備車検場予定地の横に停める。
なんか、ちょっとイヤな場所だけど、まぁ仕方がない。
でも、この状況、土曜の朝入り遠征組には非常に気の毒だ。
実際、場所取りだけして、使ってないスペースもかなり見受けられた。
エントラントのマナー改善は、最も難しい問題かもしれないが…
その後、ピットに荷物を搬入するが、やっぱり物が少ない。
そして、ST250でもバトル中のK池さん、K谷さん組を見つけて談笑(?)。
<車検>
車両の車検と、装備の車検を別々にこなす。
車両には僕と義之さん、装備には岡田君がそれぞれ並ぶ。
同時に、水野さんには特別スポーツ走行の清算に行ってもらう。
装備車検場に全員集合したが、今回の車検はライダー不要だった。
いつもの、ヘルメットを被るチェックはしないらしい。
人数が多すぎてこなせないって事なんだろう。
車両の音量測定も無かった。
エンジン始動だけで一苦労している4st組には、良い事なんだろうか。
しかし、車検で周りのKSRを見ても、こんな変なハンドルなのはウチだけだ。
オフ車ポジションが苦手な水野さんの為の、スペシャルハンドルなんだけど…
<特別スポーツ走行(1)>
今回は、岡田君がフルコースで走ってないので、主に彼を乗せる。
まず僕が2周して、前回からの変更箇所とファイナルの良否をチェック。
ARMSさんのチャンバーはトルキーで楽にタイムが維持できそう。
その他、問題無いことを確認し、岡田君へ交代した。
彼の事だからタイムが出ない心配はないけれど、転倒の心配が…
しかし、順当にタイムを上げながら周回し、走行終了。
周りのKSRと比べても、ストレートは特に差は無いようだ。
ウチのが激遅いと言う心配は、しなくても良いようだ。
<特別スポーツ走行(2)>
ちょっとセッティング変更をしたので、確認の為に僕が乗る。
うーん…こっちの方が良いかな?微妙〜??
岡田君に交代し、あとは見守るだけ。
目標タイムには届かなかったけど、彼なりに慎重に走っているのだろう。
ま、大人になったと言う事で、これはこれで評価するべき事だ。
予選ではタイムを出してくるだろうと、あまり心配はしていないけど。
<インターバル>
水野さんと相談しながら、セッティングを更に変える。
岡田君はこう言う時、余計な心配をせずに任せてくれるので助かる。
こう言ってはなんだが、僕にとってはレースは遊びだ。
どんなに速くても、一緒に居ると楽しくなくなる人とはやりたくない。
耐久では、信頼関係や意思の疎通の容易さも必要だろう。
水野さんは、一緒にやってて楽しいし、バイクも触れるから助かる。
そして、何気に楽しくて、しかもいきなり速かった義之さん。
良いメンバーで出来たな〜と、改めて思う。
そして、慌ててクラッチを交換する。
原付の整備を2人でやると、あっと言う間に終わってしまう。
そのまま、すぐに第2ライダー予選の為に、バイクを並べに行く。
その時、顔にポツッと雨粒が当たった(ゲゲッ!)。
慌ててピットに戻り、レインタイヤをホイールに入れて準備する。
しかし、これは幸い(?)汗をかいただけで終わってしまった。
<第2ライダー予選>
岡田君が首尾良く飛び出して、タイムを上げていく。
すぐにKSRのトップタイムを出すが、僕の予想より伸びない。
そのうち、2番手のタイムが上がってきて、だんだん迫ってきた。
なんとかギリギリ、クラストップで時間終了して、一息つく。
帰ってきたKSRを、そのままCピット前に並べる。
特に整備しなくても、あとは僕の気合で勝負だ。
第2ライダーBグループの予選をモニターで見上げる。
Bグループのトップが、岡田君のタイムを抜いてきた。
しかし、これもギリギリの差で、予選時間終了。
これで、第2ライダーのクラス2位が確定した。
後は、僕が頑張るだけだ。
<第1ライダー予選>
さて、出番がやってきた。
今日は走行枠目白押しで、なんだかずっと忙しいな…。
目標タイムは、第2ライダーの予選結果から考えて、22秒。
最初は、全力を出して、総合の前半分に食い込めたら、と思ったが、
第2ライダーの結果を見る限り、あり得ない事が良くわかった。(苦笑)
Cピットを先頭で出て、スピードメーターを見つつ40km/hジャストで走る。
ところが、後ろの奴らがピットロードの中、まともな速度差で抜いて行く。
ミニバイクライダーはルールを守れない連中が多いな〜と、ずっと思っていたけど、
良く見たら普段から鈴鹿を走っているのを見かける奴もいる。
マナーの問題は難しいが、ルールは明文化されているだろうに…
ま、抜いていった連中はオープンクラスばかりだから、どうせ関係無いけど。
逆に、ピットロードで2〜3台抜いたところで、余り関係ない気がするんだけどな〜。
出口のシグナルが変わり、予選開始。
混み出す前にタイムを出したいところだが、1周目は速いオープンが混じるので、
周りを見ながらペースを調整する。
後ろにKSRが一台いるので、とりあえずこれを離してからタイムアタックしよう。
2周目のヘアピンから、本気を出して後ろを振り切りに入る。
250Rで、3台のオープンクラスに抜かれた。
西ストレートで、ちょうどスリップに入り、引っ張られる。
すぐに振り切られたけど、最高速は+5km位は出た。
これで、後ろは振り切れただろう。
そのまま、タイムアタックに入る。
前には6台の集団がいるが、全部オープンのようだ。
引っ張ってくれるのを期待しながら、1コーナーで…追いついちゃった…。
2コーナーでアウトから2台抜き、そのまま3コーナーで1台抜く。
S字の途中でもう1台抜き、ダンロップを上る。
ダンロップの途中で3台に抜かれ、デグ1、デグ2で2台抜く。
そのまま走るが、110R手前で抜き返される。
こ、こいつら…コーナー遅くてメッチャ邪魔だ。
仕方が無いので、少し隙間を開けて、タイムアタックをやり直す。
6台の集団なので、少し離れてもスリップが効いてる?といいなぁ。
4周目、他車に抜かれる事も無くストレートを走り抜ける。
イマイチ回りきってないが、気温も湿度も高いから仕方が無いか。
きっと皆も回ってないに違いない。(だと良いなぁ)
今度は引っかかる事も無く、無難に周回できた。
多分、22秒は切っただろう(P−LAP等は無い)と言うことで帰還。
タイムは21秒。まぁ良しだろう。
もう1周まわり、プラグチョップして帰り、モニターを眺める。
抜かれる事無く終了し、胸を撫で下ろす。
その後、Bグループトップのライダーが岡田君のタイムを上回ってきた。
うーん、総合で負ける事は無い…と思うけど…。
<第3、4ライダー予選>
予選前にヘッドを開けて、焼けのチェック。
うーん…もうちょっと絞ろう。
スペアエンジンは無いので、慎重にやるしかない。
そして、ケンシローさんがバイクをCピットへ持って行ってくれた。
ピット前へ移動開始。
ところが、ウチのバイクが出てこない。
駆け寄ってみると、エンジンが掛からないようだ。
キーをオンにしても、ニュートラルランプが点かない。
バッテリーが死んだか、接触不良か…?
試しに僕がキックしたら、エンジンは始動した。
とりあえず、そのまま義之さんを送り出す。
途中、水野さんに交代し、予選時間終了。
と言っても、この短い予選時間では、ただ走っただけ状態だけど…
<壊れた…>
ところが、水野さんが戻ってきて、「タコメータが動いてない!」
どうやら、メインキーから来る電装系が全滅している。
メインフューズが飛ぶので、何かがショートしているのは間違い無い。
ヘッドランプは交流直結なので点くが、なぜかテールは点かない。
ジャニ監君、樋口さんを初め、メンバー総出で原因を調べる。
その間、僕と水野さんでヘッドを開け、焼けのチェック。
さらに絞る事にする。
結局、ショートの原因は掴めず、テールをバッテリー直結にして夜間走行に出走。
ランプの外部電源使用OKにレギュレーションが変わったのはラッキーだ。
戻ってきてから、修理を続行。
その間、岡田君にスタートライダー変更の申し入れに行ってきてもらう。
時間はどんどん過ぎていくが、事が電装系なだけに、なかなか見つからない。
時間が過ぎていくなか、僕がイヤになり、キレた。
もう直結でいい、終わってから町乗りに戻すときに直す事にする!
そのまま作業終了、食事、風呂へ繰り出す。
食事は久しぶりのじゃんじゃん焼き。うま〜い。
帰ってきてから、作業再開。
…ウソです。
次の日のスケジュールに余裕があるので、作業はヤメ。
隣ピットのST250な人達と話し込み、気が付いたら午前様。
<日曜の朝>
目を覚ますと、水野さんが居ない。
しまった、出遅れた…
急いで起きだし、作業に加わる。
既にタイヤ交換が終わったKSRがそこにいる。
僕は純正ハーネスをバラして、要らない物をカットしていく。
結局、原因はわからないまま。
その間、CBX組の80分耐久が行われている。
なんだか、見る度にライダー交代している気がする。
大体、80分なら給油なんて要らなそうだが、3分の停止義務付け。
うーん、約10分が停止時間と言うのも、何かが違うような…
KSRは、そのままエンジンの整備に入る。
と言っても、ピストンリングを換えて、ピストンの当たりを取るだけ。
キャブは昨日の夜のセットで行く事に決定。
その他、ボルト類の増し締めを行っていく。
何せ、4時間の連続走行は初めてだから、何が壊れるか判らない。
今まで、練習で緩んだ事がある部位は、徹底してチェックする。
ピットのスケジュール、ピット要員の役割を確認して、後は決勝だ!
<決勝>
スタート前チェックを受け、ピット前で暖気運転をする。
あちこちで、アクセルを全開固定してるような音がする。
皆、暖気から勝負しているかのように激しいな〜。
なんだか悲鳴を上げてるようで、エンジンがカワイソウだ。
4stの車両等は、押し掛けしようと押しながら走り回っている。
あんなんで、本番のスタートは大丈夫か知らん?
エンジン掛けっぱなしスタートになって良かったんだろうな〜。
サイティングラップに水野さんを送り出す。
グリッドはピットのほぼ正面、ヘルパーにとってはちょうど良い場所だ。(笑)
グリッドで水野さんを迎え、バイクを並べる。
開口一番「新品だとチャタる!俺、新品だとダメだ〜!」
そう、水野さんはチャタリングに弱いらしい。
でも、ここまで来ちゃったからには仕方が無い。
いまさら中古タイヤに換える訳にも行かないし、走行順序も変えられない。
結論「仕方が無いので、あきらめて頑張ってください」
記念撮影をしたりするが、待ち時間が長い!
第2ライダーの岡田君がバイクを支え、やっとスタート態勢に入る。
…が、そこからの待ち時間が、さらに3分。 …長いよ。
<スタート!>
ルマン式独特のカウントダウンからの静寂を持って、レースが始まる。
スタートでは、特に出遅れず、順位通りで出て行ったようだ。
あとは57分、待つしかない。
一周回ってきたら、いきなり順位が一つ落ちている。
うーん、やっぱりチャタるのがダメなのか?
それとも、ウチのバイクは遅いのか!?
もう、水野さんがバトルで熱くなってくれるのを期待するしかない。
周回を重ねるにつれて、タイムは上がってきたが、順位は2〜3位。
クラス1位は、2〜3秒/周で離れて行き、交代する頃には40秒差になった。
<ライダー交代(1)>
水野さんにピットインのサインを出す。
K太さんが、岡田君に向かって、
「GP125ライダーの意地を見せて来い」とか言っている。
「いや、見せなくていいから!普通に走れば良いから!」と僕。
程なくして、水野さんがピットイン。
シートを水野仕様から普通のシートへ交換し、給油。
そして待つ事1分。
…気が抜けるなぁ。
ピットクルーの気が抜けた所で、岡田君が発進。
<そしてクラス1位へ>
岡田君は、着々とラップを刻んでいく。
タイムは狙い通り、前走者より速く、安定している。
このタイムなら、転ぶ心配は要らなそうだ。
ところが、1位のチームが一向にピットに入ってこない。
1時間30分になろうかと言う頃、やっとピットに入ってきた。
ストップウォッチを片手に、ピット作業を見る。
…3分経過しても出て行かない。
どうやら、トラブルのようだ。
3分40秒頃、ようやくピットアウトして行った。
つまり、これで40秒のタイム差が埋まり、労せずトップへ浮上。
もうペースを上げないように、サインボードに1位の表示を出す。
その後、岡田君は後続に20秒以上の差をつけて、予定の周回数をこなした。
<ライダー交代(2)>
ここから、善之さんへ交代する。
やっぱり気が抜けるピット作業を経て、3分後に送り出す。
この頃には、脱落するチームも増え始め、総合でも半分より上に入り込む。
善之さんが走り出して、ビックリ!
ドンドンとタイムが上がっていく。
速いのは知っていたけど、適応能力が高いと言うか、根性があると言うか…
5周目には22秒、その後、21秒をコンスタントに出してくる。
そして、20秒に入った。
クラスのトップタイムを出したライダーには、OGKさんから賞がもらえる。
これはマズイ!
ヘルメットは僕が貰うのだ!!(笑)
…と思ったら、下の方で19秒を出しているライダーが居る。
…どうしよう?
トップタイムは出したいけど、クラス優勝したい。
タイム出しに行って転ぶ訳にも行かないし…
よし、程ほどのタイムで周回して、クラス優勝を確実に取るぞ!
心に決めて、ツナギに着替える。
さぁ、最後の出番だ!
<ライダー交代(3)>
またもやシートを、今度は僕の仕様に交換する。
テールランプのスイッチを入れて、給油を済ませる。
3分待って、出発!
ピットレーンの終わりがけで、スロットル全開で加速する。
ん?今、2個目の光電管より手前で開けちゃったような…
大丈夫かな??
ペナルティー食ったら、かなり痛いよな…。
とりあえず、22〜3秒で周回する。
タイムアタックしたいけど、我慢ガマン。
でも、ちょっとだけしちゃおっかな〜?
いや、ガマンだ。
でも…やっぱりちょっとだけ。
よし、3〜4周だけ、全力で行っちゃおっと。(笑)
ボードの表示は21秒フラット。
やっぱり、20秒は切っておきたい。
…と思ったら、いきなりデグナーで変なライン取りのオープンと
からんで抜き損ない、タイムダウン。
SP耐久の時にも変なラインで邪魔してきたヤツだ!
その後、単独でスプーンカーブを立ち上がる。
丁度そこへ、EASTのエイプ?と、もう一台の正体不明バイクと絡む。
ストレートは相手の方が速いので、上手くスリップで引っ張ってくれないかな〜
と思ったら、2コーナーで抜いてしまった。
結局、抜きつ抜かれつのバトルを繰り返したが、お互いに潰しあってしまい、
タイムは伸びず、20秒前半どまりでタイムアタックは止める。
ライトオンの確認の為、S字でライトの前に手をかざす。
うん、ちゃんと点いてる。
って言うか、ミニバイクだと恐ろしい程の余裕があるな…。
残り時間が10分を切った頃、3位のハズだった車両を抜いた。
という事は、2位とも結構、差がついてるのかな?
とにかく、あとは安全に走り切ろう。
チェッカーは、やっぱりウィリーで…いや、このパワーじゃ無理だな。
どんなガッツポーズが良いかな?
そんな事を気楽に考えながら、残りの周回をこなす。
って言うか、腰痛い。首も痛い。
ミニでフルコースって、筋力は使わないけど、関節にキビシイ!
結局、スタンディングに無難なガッツポーズでチェッカー。
でも、ホントに勝ったんだよな?
なんだか、実感が無いと言うか、自信が無いと言うか…
クラス1位って言っても、総合では埋もれている。
スプリントじゃないから、どこ走っているか判らないし…
1周回って、ストレートでバイクを止める。
当初の説明と違う場所(XR−STの場所)に案内されたので従ったら、
別のオフィシャルさんに「場所が違う」とケンカ腰で言われた。
オイオイ…自分の仲間ウチが間違えてるんだから、言葉には気を付けようよ…
バイクを停めて、皆でお祝い。
この瞬間は、耐久レースっぽくて好きだな。
でも、台数が多すぎて混み方がメチャクチャ。
結局、騒ぎもソコソコに、撤収開始。
ひげさんがバイクをパークフェルメに運んでくれる。
僕はメガネを普段用に交換する。
表彰式をやるので、2階のブリーフィングルームで待つように言われる。
皆に、ツナギを着てくる事を勧め、なんと、世界選手権の表彰台へ!
スポットライトが眩しい、カメラが一杯。
なんか、ビッグイベントってカンジで、勝ったのを実感。
大きなトロフィーを岡田君が受け取る。
何故か、彼が一番、目立っているような…
そして、初めてのシャンパンファイト。
派手に行きたかったけど、協定(?)により地味目に。(笑)
大きなトロフィーは回収され、最後には小さなトロフィーが。
金の鈴シカが欲しかったな〜。
今回、本気で勝ちに行って、目標どおり優勝できた。
ファーステストラップを取れなかったのは心残りだけど…
来年は、KSRクラスは穴場?として、競争率が上がるだろう。
また、頑張っていい結果を残したいと思う。
今回、チャンバーをサポートして頂いたARMS様、
お陰様で、ストレートで他車に抜かれる事は有りませんでした。
また、MOTUL様のオイルのお陰で、壊れる事なく走り切れました。
厚く御礼申し上げます。
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