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| 審査学科問題解答例 | |
| 居合道昇段審査学科問題(五段以下) | |
| 《主観を問う問題》 | |
| @ あなたが居合道を始めた動機について書きなさい。 A あなたはどのような目的で居合道を修行しているのか書きなさい。 B あなたが居合道修行を続けてよかったと思うことを項目をあげて説明しなさい。 |
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| 《技術に関する問題》 | |
| C 抜きつけについて述べよ。 D 斬り下ろし(切り下ろし)について述べよ。 E 目付けについて述べよ。 F 残心について述べよ。 G 気剣体一致について述べよ。 H 居合道における間合(間合い)について説明しなさい。 |
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| 《理論(精神的)問題》 | |
| I 「鞘の内(中)」(さやのうち)とは、どんなことか説明しなさい。 J 居合道修行上の留意点について説明しなさい。 K 居合と剣道の関係について説明しなさい。 L 気位について述べよ。 M 守・破・離について述べよ。 N 心気力の一致について述べよ。 O 事理一致について述べよ。 |
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| 参考文献 居合道教典(檀崎友彰著・体育とスポーツ出版社) 居合道必携(体育とスポーツ出版社) 茨城県剣道連盟剣道昇段審査学科問題(三段以下) 広辞苑 |
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| 《主観を問う問題》 | |
| @あなたが居合道を始めた動機について書きなさい。 | |
| 特に正しい応えがある問題ではないので、下記のような項目でれぞれの説明が記載されていればよい。 | |
| 1、自分の近くの人(親、兄弟、親族)に居合道をする者がいてあこがれた。 2、居合道を見て格好がよいと思った。 3、居合道をしている先生に(又は友人)に勧められた。 4、自分から興味を持った。 |
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| A あなたはどのような目的で居合道を修行しているのか書きなさい。 | |
| 主観を問う問題で、特に正しい応えがある問題ではないので、 下記のような項目でそれぞれの説明が記載されていればよい。 |
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| 1、日本古来の伝統文化を体得する。 2、居合道修行を通じ、礼儀作法を身につけながら身体を鍛える。 3、物事に動じない旺盛な気力を養成する。 4、技術を向上させ、試合に勝つ(高段者になる)。 |
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| B あなたが居合道修行を続けてよかったと思うことを項目をあげて説明しなさい。 |
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| 主観を問う問題で、特に正しい応えがある問題ではないので、 下記のような項目でそれぞれの説明が記載されていればよい。 |
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| 1、健康な身体になった。 2、修行を通じ強い友情や師弟関係ができ、人間関係の絆が育った。 3、機敏性、反射能力等の安全能力が発達した。 4、落ち着いた行動や礼儀作法が身につくなど、心の修行に役立った。 5、気力が充実し、何事にも自信を持って取組むことができるようになった。 |
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| 《技術に関する問題》 | |
| C 抜きつけについて述べよ。 | |
| 居合の生命は抜きつけの一刀にある。 故にその抜きつけは心気充実全力を注ぎ、鞘放れの横一文字の抜きはじめから切っ先が鯉口を放れるまでは“序破急”の速さで行い、鞘放れした一瞬の間に勝負が決まり、相手は倒れているという心構えが必要である。 技術は、技の進歩によって異なるが、最初は“序破急”であるが、奥伝にいたると“急”である。 上達の各段階によって大きなちがいはあるがいつのときでも柄手(右手)と鞘手(左手)の兼ね合いが重要である。どちらかが勝ってもいけない。 居合腰で、両手の働きが一致するようにするのである。 しかも抜きつけでもっとも重要なのは鞘引きで、この鞘引きをスムーズに行うのである。そして、切っ先三寸が鯉口を離れる一瞬には、全身の気力をそこに込めるのである。 また、刀を抜く前の心が大事で、刀が「鞘の内」にあるときすでに相手を制し、抜かずに勝ちをおさめる心が大切である。 ●“序破急”とは音楽・舞踊・能・その他の芸能にも用いる三区分で速度では序はゆっくり、急は早く、破は中間。舞楽では序は初部で無拍子、破は中間部分で緩除な拍子、急は最終部で急速な拍子のこと。 能では序は導入部で事なくすらすらと、破は展開部で変化に富ませ、急は終結部で短く躍動的に演ずること。 |
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| D 斬り下ろし(切り下ろし)について述べよ。 | |
| 斬り下ろしは、止めの一刀である。刃の当たった体位よりも深く斬り込むようにする。 斬り下ろしのときは、振りかぶったところから徐々に刀を下ろしていき、前方に刀を投げ出すような心構えで行う。それに合わせて手の内も徐々にしめていく。刀の勢いが止まるところで力が入るようではよくない。切っ先三寸の刃が体位に斬り込む瞬間から力が入るようにするのである。 また、斬り下ろしも抜きつけと同じく、居合腰でしっかり下半身を安定させるのである。そうしなければ正確な斬り下ろしはできない。さらに間合も重要である。人それぞれの体格によって距離を体得し、その間合のなかで行うことが大切である。 |
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| E 目付けについて述べよ。 | |
| 居合の目付けは、およそ9尺先方床とし、然し八方に心眼を注ぎ、遠山を望む気持ちになることである。 剣道にも「見るの目弱く、観るの目強く」とあるように半眼に目を開き、心の目で観ることである。動作中は対敵約6尺、斬り下ろした際にはその刀の後を追うが如くに、又倒れた際は敵を見越したる地点とする。尚、目は半眼に在るを常とする。 ●一尺 寸の10倍で1メートルの33分の10でおよそ30センチ。 |
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| F 残心について述べよ。 | |
| 仮想敵を倒したあとも相手に心を残し、もしもまた仮想敵が攻撃してくるような気配を発したら、ただちに倒せるように油断ない心をいう。 これは剣道でも居合道でも大切なもので、一動作ごとに気も心も充実させていることが大事である。斬ったまま、打ったままといった、あとに心が残っていないのではいけない。残心はつねに心がけることであり、血振りから納刀し終えるまで、仮想敵に対する攻めの気持ちを崩さない心構えである。 |
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| G 気剣体一致について述べよ。 | |
| 充実した気勢で、適法な姿勢で、定められた仮想敵を確実に捉えること。気分が充分にこもり、安定した姿勢で、刀の物打部で確実に捉えることである。気は斬突の意思、剣は刀、体は足さばきと体さばきをそれぞれ指している。これら三つが斬突のときに一致して、すこしも崩れない状態をいう。これらが一致することで、気にも剣にも体にも気力が充実し、精巧な技を抜くことができるのである。 |
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| H 居合道における間合(間合い)について説明しなさい。 | |
| 間合とは自分と仮想敵との距離で、剣道では一足一刀の間というが、居合の場合には腰の一刀が鞘を離れて抜きつけ、斬り下ろし、突き、柄当て、柄打ちする間合をいう。剣道の遠間と比べて居合では近間である。技によって多少の違いあり、それぞれ抜く人によっても違うが、つねに切っ先三寸が仮想敵の体位を正確に斬り、突け、打てることが間合を学ぶ上で重要な部分である。人それぞれの修養年数や経験によって一概に断定できず、修養する人がそれぞれ修練し自得するものである。 ● 修養(しゅうよう)精神を練磨し、優れた人格を形成するようにつとめること。 ● 修練(しゅうれん)精神や技能をみがききたえること。「−を積む」 |
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| 《理論(精神的)問題》 | |
| I「鞘の内(中)」(さやのうち)とは、どんなことか説明しなさい。 | |
| 居合道では抜かずに敵を制することが大切とされ、奥義の一つとされている。つまり争わず傷つけず、殺さず、生かすという教えで、これはすべての武道にも通じる。 とくに居合道では、抜くことは最後の最後の手段とされ、抜いたら一撃のもとに倒さなければいけないとされている。そのため居合道では抜かずに敵の殺気をおさめることを目的とし、敵を気でおさえることが重要視されている。それが「鞘の内」といわれることで、抜かずに敵を制する、争わないということである。 |
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| J 居合道修行上の留意点について説明しなさい。 | |
| 居合道修行上最も重要なことは、礼儀を重んずることである。 神前に対し、恩師に対し、刀に対し、相互に対しての礼である。 この礼法を常に真心をこめて行うことである。それが姿勢、態度に現れ、人の道にも通じることになる。 技は強く大きく行うことが重要である。全日本剣道連盟制定居合12本、古流では正座の初伝を居合の基本技として、時間を掛けて修行、刀法、体の運用を充分修行し、体構え、心構えが充実してから後、中伝、奥伝へと進むよう修行するのである。形のみできたとしても、技としての中身が無く、心の上でも充分とは言えない。 心気の充実、正確な刀の運用、理合の理解を心掛け、修行することが重要である。 |
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| ・正しい礼儀、態度で行うこと ・周到な準備と、細心の注意をもって行うこと ・常に正しい姿勢を保つこと ・呼吸の調節に注意を払うこと ・太刀を詳細に点検すること ・精神統一を心掛けて行うこと ・気力を充実させて行うこと ・常に真剣味を失わないこと ・道場の規則、師の教えを守ること ・目標を定めて、・正しい礼儀、態度で行うこと |
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| K 居合と剣道の関係について説明しなさい。 | |
| 居合と剣道は,表裏一体、車の両輪であって、その本来の目的は同一である。 剣道は相互に構えあっての勝負であるが、居合は居ながらにして合わすの術で、いついかな場合でも、またいかなる場所においてでも対処するものであり、そして相手は仮想敵である。 剣道が打ち合いの技であるのに対し、居合は斬る術で、各々手の内が違ってくる。 |
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| L 気位について述べよ。 | |
| 気品ともいう。居合道ではこの気位が技の内容に大きくかかわっている。単に斬ればいいというのではなく、その技から発せられる気位、気品というのが重要とされている。 居合道は仮想敵に対する技であるが、そのなかに心が存在していなければいけない。その心が気位といい、高段者になればなるほど心のあり方が重要視され、単なる刀法ではなくなる。 内からわき上がるような心のあり方がその技の内容を高め、より深いところへ昇ることができるのである。 |
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| M 守・破・離について述べよ。 | |
| 守とは、師に教えられたことを正しく守りつつ修行し、それをしっかりと身につけることをいう。破とは、師に教えられしっかり身につけたことを自らの特性に合うように修行し、自らの境地を見つけることをいう。離とは、それらの段階を通過し、何物にもとらわれない境地をいうのである。修行をする上で、心・技・気の進むべき各段階を示した教えといえる。 ●修行(しゅぎょう)精神を鍛え、学問・技芸などを修め磨くこと。「武者○○」 ●修業(しゅぎょう)学問・技芸などを習いおさめること。「花嫁○○」 |
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| N 心気力の一致について述べよ。 | |
| 心気力の一致は居合道だけでなく、すべての武道に通じる。 心を研き、気を養い、力を鍛え、それらがつねに一致して働くことをいう。一つでも欠けては、充実した技を出すことはできない。これら三つを一つにしてこそ、技が完成するのである。 日頃の稽古から心がけて一致に努め、つねにいかなる場合においても一つも欠けることなく行えるようにするのである。この心気力の一致は気剣体一致にも通じる。 |
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| O 事理一致について述べよ。 | |
| 事理一致の“事”は技術、即ち技のことで抜きつけはどうする、斬り下ろしはどうするなど技の形はといったことをいう。“理”は理論のことである。技の理合を充分に理解して修練を積み重ね、技と理論が車の両輪のように一致して、少しのくるいもないことをいう。技の修練ばかりでは単なる刀法となり、また逆に理論ばかりで技の修練を積まなければ刀を自在に遣えないものである。 | |
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刀にまつわる雑学(ウンチク) |
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