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居合とは…》
居合とは・・・合気道と良く間違えられることがありますが、体術ではありません。道着と袴を着用しますが剣道とも違います。ただ、剣道・合気道と兄弟関係にあると言えば、分かりやすいかもしれません。剣道と兄弟関係と言いますと、得物・剣道の場合は竹刀、居合の場合は刀を使います。
居合道も、全日本剣道連盟に所属し、剣の理法の修練による人間形成の道であるの理念の基に稽古します。

居合道は基本的に相手が居ません。刀を使用しますので相手と技を駆使しあったら毎回怪我をしてしまいます。
本当に斬れる真剣を使うのが望ましいのですが、今、刀を道具として使うには高価ですので始めは模擬刀を使い、自分に合った長さ、重さ、反り、バランスが分かるようになったら真剣を求める方が良いでしょう。おおよそ、1.5分の国産手刺し防具一式とほぼ同じ程度で求めることができます。


現在、居合道は全日本剣道連盟(以下、全剣連)に所属し、段位は全剣連から発給され日本全国はもとより、全世界で認定されます。また全剣連に属さず独自の組織で段位を発給している流派もあります。全剣連で認定される段位を取得するためには、全剣連で制定した、全剣連制定居合と所属する各流派の技を修得する必要があります。
全剣連制定居合の目的は剣道愛好家のために、基本的な刀の使い方を理解してもらうために制定されたのですが、各流派の業の壁を取り除き、公平な判断を可能とし、居合における試合、昇段審査を行うために大きな効果をもたらせました。また現在のように居合道を多くの方が修行し、発展した役割を果たしたともいえます。
制定居合は1本目前から12本目抜き打ちまであり、教本という形で全ての所作事が明確に表記されています。反面、独自の流派は古流と称し、殆どの場合師匠からの口伝で伝承されており、夢想神伝流、直伝英信流、水鴎流、無外流、柳生流、伯耆流
田宮流など様々な流派があります。

居合の最大特徴は先に書いたように、刀を使って稽古すること、相手が居ないことです。つまり刀を使い、敵を仮想し、ひたすら稽古することになります。稽古する人によって厳しくもなりますし、楽にもなります。
居合道を稽古する時の心構えとしては、守、破、離と修行段階がありますが、殆ど守の気持ちで、師匠を信じひたすら師匠の持っている業を、どこまで頂けるかを追求することではないかと思います。流派の名の基に我流になってしまうことが一番慎まなければならない点でしょう。
予定表
24年度第1回居合道五段以下審査結果
日時:4月(日)
場所:
水戸武道館剣道
当会からの合格者
1級.…金澤美穂
二段…石塚貴理子/山崎健多
四段…川島孝仁/楠本健太/千葉伸樹
    /藁谷正喜
23年度 茨城県剣道連盟居合道部主催
茨城県居合道大会
兼全日本居合道大会代表選考会
日時:7月10日(日)
場所:ひたちなか総合体育館・サブアリーナ
取手地区の成績
段外〜初段の部 
    優勝…岡安  準優勝…中山知美
二段の部        準優勝…岡部亮太郎
三段の部
   優勝…楠本健太 準優勝・・・千葉伸樹
   三位…川島孝仁 三位…原井沙織
四段の部         三位…加藤信之

以上が取手地区の入賞者となります。
23年度第2回居合道五段以下審査結果
日時:9月19日(祝)
場所:
水戸武道館
当会からの合格者
初段…栗田勇作・寺田寛司・古川陽子
二段…中山知美・足立 誠
三段…佐藤麻衣子・櫻井尭史
トピック
23年度 取手地区居合道部講習会
23年9月4日(日)居合道教士八段立野忠男先生をお招きし、鹿島「神武殿」にて講習会を開催しました。
神気が感じられる道場で参加者33名が講習を受け、秋の審査を受審する者は勿論、全員一生懸命
受講し技術、気構えが一段と向上したように感じます。この講習会で得たものを日頃の稽古に活かし
ご多忙のところ講師を引き受けて頂いた立野先生のご好意に応え精進します。
     
23年度・第一回古流研究会
8月7日午後1時より夢想神伝流の理合説明と確認稽古を行いました。
初伝は1本目初発刀から抜き打ちの12本
後半は中伝横雲から山下颪までの5本を稽古し、次回は岩波から抜き打ちまでの5本を稽古します。
講習会終了後、各自で本日の復習と確認稽古をし、熱中症にもならず無事終了しました。
21年7月20日(祝)茨城県剣道連盟主催:茨城県居合道段別選手権結果
段外〜初段の部 準優勝 白井智成 第三位 松田京子
       二段の部 優勝   加藤大貴  準優勝 佐藤茉衣子 
          第三位 原井沙織
     三段の部 準優勝 千葉伸樹 第三位  楠本健太   


8月9日古流形稽古・居合稽古&バーベキューのレクリエーション時に集まって
記念写真を写しました。
次回の特別稽古&レクリエーションには多数の参加をお願いします。

21年5月12日より22日までマケドニア剣道・居合道連盟の要請により剣道と居合道の講習会講師として訪問します。マケドニア共和国首都スコビエにて、トルコ、モンテネグロ、セルビア、ブルガリア、ギリシャ各国の代表者が集まり講習会、稽古の予定です。帰国後に結果詳細を知らせます。
  
20年8月10日(日)教士八段立野忠男先生を講師にお招きし、取手地区剣道連盟居合道部主催で講習会を開催いたしました。
近隣の参加者を含め受講者は30名を超し、マケドニアから武者修行に来た、マケドニア居合道・剣道連盟会長 ケスコフスキー・ザトコ氏も皆と一緒に汗を流しました。


  20年8月1日〜20日マケドニア居合道・剣道連盟会長:ケスコフスキー・ザトコ氏が埼玉県北本市で行われた、全剣連主催・外国人剣道講習会の受講を終え取手に武者修行に訪れました。
30年以上空手、柔術を修行し現在ではマケドニア武術界の重鎮として剣道、居合道とともに日本文化を紛争の続くバルカン地域に紹介し武道を通じて文化の異なる民族同士の交流に力を注いでいます。
 
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会費及び稽古日
入会金 8000円 入会時にお支払い戴きます。 月謝 4000円 毎月第一週目に納めていただきます。
年会費 二段以下…3,000円 三段以上…5,000円 年会費は月謝とは別途に毎年新年度開始月にお納めいただきます。

*入会に際して入会金、初回会費と、氏名・住所・生年月日・電話番号・他武道の経歴・E-Mailアドレスを明記した
入門届を提出して頂きます。
稽古日 毎週火曜日(古流) 取手市立第二中学校・武道場/午後7時30分より(取手市役所隣)
毎週木曜日(制定) 取手市立第二中学校・武道場/午後7時より(取手市役所隣)
















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審査学科問題解答例 
居合道昇段審査学科問題(五段以下)
《主観を問う問題》
@ あなたが居合道を始めた動機について書きなさい。
A  あなたはどのような目的で居合道を修行しているのか書きなさい。

B  あなたが居合道修行を続けてよかったと思うことを項目をあげて説明しなさい。
《技術に関する問題》
C  抜きつけについて述べよ。
D 斬り下ろし(切り下ろし)について述べよ。

E   目付けについて述べよ。
F   
残心について述べよ。

G   気剣体一致について述べよ。
H   居合道における間合(間合い)について説明しなさい。
《理論(精神的)問題》
I  「鞘の内(中)」(さやのうち)とは、どんなことか説明しなさい。
J    
居合道修行上の留意点について説明しなさい。

K    居合と剣道の関係について説明しなさい。
L    気位について述べよ。
M    守・破・離について述べよ。
N    心気力の一致について述べよ。

O    事理一致について述べよ。
参考文献
居合道教典(檀崎友彰著・体育とスポーツ出版社) 居合道必携(体育とスポーツ出版社)
茨城県剣道連盟剣道昇段審査学科問題(三段以下) 広辞苑
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《主観を問う問題》
 @あなたが居合道を始めた動機について書きなさい。
  特に正しい応えがある問題ではないので、下記のような項目でれぞれの説明が記載されていればよい。
1、自分の近くの人(親、兄弟、親族)に居合道をする者がいてあこがれた。
2、居合道を見て格好がよいと思った。
3、居合道をしている先生に(又は友人)に勧められた。
4、自分から興味を持った。
 A     あなたはどのような目的で居合道を修行しているのか書きなさい。
 主観を問う問題で、特に正しい応えがある問題ではないので、
 下記のような項目でそれぞれの説明が記載されていればよい。
1、日本古来の伝統文化を体得する。
2、居合道修行を通じ、礼儀作法を身につけながら身体を鍛える。
3、物事に動じない旺盛な気力を養成する。
4、技術を向上させ、試合に勝つ(高段者になる)。
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B      
あなたが居合道修行を続けてよかったと思うことを項目をあげて説明しなさい。
 主観を問う問題で、特に正しい応えがある問題ではないので、
 下記のような項目でそれぞれの説明が記載されていればよい。

1、健康な身体になった。
2、修行を通じ強い友情や師弟関係ができ、人間関係の絆が育った。
3、機敏性、反射能力等の安全能力が発達した。
4、落ち着いた行動や礼儀作法が身につくなど、心の修行に役立った。
5、気力が充実し、何事にも自信を持って取組むことができるようになった。
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《技術に関する問題》
 C     抜きつけについて述べよ。
居合の生命は抜きつけの一刀にある。
故にその抜きつけは心気充実全力を注ぎ、鞘放れの横一文字の抜きはじめから切っ先が鯉口を放れるまでは“序破急”の速さで行い、鞘放れした一瞬の間に勝負が決まり、相手は倒れているという心構えが必要である。
技術は、技の進歩によって異なるが、最初は“序破急”であるが、奥伝にいたると“急”である。
上達の各段階によって大きなちがいはあるがいつのときでも柄手(右手)と鞘手(左手)の兼ね合いが重要である。どちらかが勝ってもいけない。
居合腰で、両手の働きが一致するようにするのである。
しかも抜きつけでもっとも重要なのは鞘引きで、この鞘引きをスムーズに行うのである。そして、切っ先三寸が鯉口を離れる一瞬には、全身の気力をそこに込めるのである。
また、刀を抜く前の心が大事で、刀が「鞘の内」にあるときすでに相手を制し、抜かずに勝ちをおさめる心が大切である。
●“序破急”とは音楽・舞踊・能・その他の芸能にも用いる三区分で速度では序はゆっくり、急は早く、破は中間。舞楽では序は初部で無拍子、破は中間部分で緩除な拍子、急は最終部で急速な拍子のこと。
能では序は導入部で事なくすらすらと、破は展開部で変化に富ませ、急は終結部で短く躍動的に演ずること。



                       
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 D     斬り下ろし(切り下ろし)について述べよ。
斬り下ろしは、止めの一刀である。刃の当たった体位よりも深く斬り込むようにする。
斬り下ろしのときは、振りかぶったところから徐々に刀を下ろしていき、前方に刀を投げ出すような心構えで行う。それに合わせて手の内も徐々にしめていく。刀の勢いが止まるところで力が入るようではよくない。切っ先三寸の刃が体位に斬り込む瞬間から力が入るようにするのである。

また、斬り下ろしも抜きつけと同じく、居合腰でしっかり下半身を安定させるのである。そうしなければ正確な斬り下ろしはできない。さらに間合も重要である。人それぞれの体格によって距離を体得し、その間合のなかで行うことが大切である。

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 E     目付けについて述べよ。
居合の目付けは、およそ9尺先方床とし、然し八方に心眼を注ぎ、遠山を望む気持ちになることである。
剣道にも「見るの目弱く、観るの目強く」とあるように半眼に目を開き、心の目で観ることである。動作中は対敵約6尺、斬り下ろした際にはその刀の後を追うが如くに、又倒れた際は敵を見越したる地点とする。尚、目は半眼に在るを常とする。
●一尺 寸の10倍で1メートルの33分の10でおよそ30センチ。

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 F     残心について述べよ。
仮想敵を倒したあとも相手に心を残し、もしもまた仮想敵が攻撃してくるような気配を発したら、ただちに倒せるように油断ない心をいう。
これは剣道でも居合道でも大切なもので、一動作ごとに気も心も充実させていることが大事である。斬ったまま、打ったままといった、あとに心が残っていないのではいけない。残心はつねに心がけることであり、血振りから納刀し終えるまで、仮想敵に対する攻めの気持ちを崩さない心構えである。
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 G      気剣体一致について述べよ。
充実した気勢で、適法な姿勢で、定められた仮想敵を確実に捉えること。気分が充分にこもり、安定した姿勢で、刀の物打部で確実に捉えることである。気は斬突の意思、剣は刀、体は足さばきと体さばきをそれぞれ指している。これら三つが斬突のときに一致して、すこしも崩れない状態をいう。これらが一致することで、気にも剣にも体にも気力が充実し、精巧な技を抜くことができるのである。

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 H      居合道における間合(間合い)について説明しなさい。
間合とは自分と仮想敵との距離で、剣道では一足一刀の間というが、居合の場合には腰の一刀が鞘を離れて抜きつけ、斬り下ろし、突き、柄当て、柄打ちする間合をいう。剣道の遠間と比べて居合では近間である。技によって多少の違いあり、それぞれ抜く人によっても違うが、つねに切っ先三寸が仮想敵の体位を正確に斬り、突け、打てることが間合を学ぶ上で重要な部分である。人それぞれの修養年数や経験によって一概に断定できず、修養する人がそれぞれ修練し自得するものである。
    修養(しゅうよう)精神を練磨し、優れた人格を形成するようにつとめること。
    修練(しゅうれん)精神や技能をみがききたえること。「−を積む」
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 《理論(精神的)問題》
 I「鞘の内(中)」(さやのうち)とは、どんなことか説明しなさい。
居合道では抜かずに敵を制することが大切とされ、奥義の一つとされている。つまり争わず傷つけず、殺さず、生かすという教えで、これはすべての武道にも通じる。
とくに居合道では、抜くことは最後の最後の手段とされ、抜いたら一撃のもとに倒さなければいけないとされている。そのため居合道では抜かずに敵の殺気をおさめることを目的とし、敵を気でおさえることが重要視されている。それが「鞘の内」といわれることで、抜かずに敵を制する、争わないということである。

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 J    合道修行上の留意点について説明しなさい。
居合道修行上最も重要なことは、礼儀を重んずることである。 神前に対し、恩師に対し、刀に対し、相互に対しての礼である。
この礼法を常に真心をこめて行うことである。それが姿勢、態度に現れ、人の道にも通じることになる。
 技は強く大きく行うことが重要である。全日本剣道連盟制定居合12本、古流では正座の初伝を居合の基本技として、時間を掛けて修行、刀法、体の運用を充分修行し、体構え、心構えが充実してから後、中伝、奥伝へと進むよう修行するのである。形のみできたとしても、技としての中身が無く、心の上でも充分とは言えない。

心気の充実、正確な刀の運用、理合の理解を心掛け、修行することが重要である。
 ・正しい礼儀、態度で行うこと
 ・周到な準備と、細心の注意をもって行うこと
 ・常に正しい姿勢を保つこと
 ・呼吸の調節に注意を払うこと
 ・太刀を詳細に点検すること
 ・精神統一を心掛けて行うこと
 ・気力を充実させて行うこと
 ・常に真剣味を失わないこと
 ・道場の規則、師の教えを守ること
 ・目標を定めて、
正しい礼儀、態度で行うこと


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 K    居合と剣道の関係について説明しなさい。
居合と剣道は,表裏一体、車の両輪であって、その本来の目的は同一である。 剣道は相互に構えあっての勝負であるが、居合は居ながらにして合わすの術で、いついかな場合でも、またいかなる場所においてでも対処するものであり、そして相手は仮想敵である。 剣道が打ち合いの技であるのに対し、居合は斬る術で、各々手の内が違ってくる。


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 L    気位について述べよ。
気品ともいう。居合道ではこの気位が技の内容に大きくかかわっている。単に斬ればいいというのではなく、その技から発せられる気位、気品というのが重要とされている。
居合道は仮想敵に対する技であるが、そのなかに心が存在していなければいけない。その心が気位といい、高段者になればなるほど心のあり方が重要視され、単なる刀法ではなくなる。
内からわき上がるような心のあり方がその技の内容を高め、より深いところへ昇ることができるのである。


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 M    守・破・離について述べよ。
守とは、師に教えられたことを正しく守りつつ修行し、それをしっかりと身につけることをいう。破とは、師に教えられしっかり身につけたことを自らの特性に合うように修行し、自らの境地を見つけることをいう。離とは、それらの段階を通過し、何物にもとらわれない境地をいうのである。修行をする上で、心・技・気の進むべき各段階を示した教えといえる。
●修行(しゅぎょう)精神を鍛え、学問・技芸などを修め磨くこと。「武者○○」
●修業(しゅぎょう)学問・技芸などを習いおさめること。「花嫁○○」


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 N    心気力の一致について述べよ。
心気力の一致は居合道だけでなく、すべての武道に通じる。
心を研き、気を養い、力を鍛え、それらがつねに一致して働くことをいう。一つでも欠けては、充実した技を出すことはできない。これら三つを一つにしてこそ、技が完成するのである。
日頃の稽古から心がけて一致に努め、つねにいかなる場合においても一つも欠けることなく行えるようにするのである。この心気力の一致は気剣体一致にも通じる。



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 O    事理一致について述べよ。
事理一致の“事”は技術、即ち技のことで抜きつけはどうする、斬り下ろしはどうするなど技の形はといったことをいう。“理”は理論のことである。技の理合を充分に理解して修練を積み重ね、技と理論が車の両輪のように一致して、少しのくるいもないことをいう。技の修練ばかりでは単なる刀法となり、また逆に理論ばかりで技の修練を積まなければ刀を自在に遣えないものである。
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         刀にまつわる雑学(ウンチク)

日常使われている言葉の語源に、刀に由来する言葉がたくさんあります。ほんの一部を紹介すると…

真剣
本物の刀のことを言いますが、現在では、まじめ、本気のことを言います。もちろん刀の意味でも使われています。

切羽詰まる
物事がさしせまって、ものごとが差し迫ることを言いますが、元々、切羽は鍔(つば)と鞘(さや)が接する部分に付ける補強の金具を指します。
「切羽詰まる」とは、敵が向かって来ているのに、切羽が鞘に詰まって刀が抜けなく、どうしようもない状態を言います。

土壇場
進退きわまった場合のことですが、元々は、江戸時代の首切り場のことで、土壇とは刑を執行するために、四方を竹で柱状に立てた盛り土した台を云います。つまり、土壇に乗せられたら本当に終いでどうしようもないと云うことです。
ちなみに、刀の試断銘に両車土壇払い…等切ってある物も見受られます。
これは両車…人体で一番硬いとされている腰骨の部分を両断し、土壇まで斬り込んだという意味で、斬れ味抜群の刀であるとの証明です。また試断者の名が切ってある物は斬れ味の信頼性が高いとされています。
例えば…山田嘉衛門 四ッ胴 両車土壇払い…試断者 山田嘉衛門により試断した結果、人体を四ッ重ねて両断しなおかつ土壇まで斬り込み、切味抜群である。…の意味となります。

元の鞘に収まる
鞘は刀1口毎に刀に合わせて作られる物ですので、他の鞘に入れようと思っても入りません。また入ったとしてもシックリいかないものです。本来の鞘にだけはすんなり入り寸分のくるいも有りません。
現在では、男女を刀と鞘に見立て、仲違いした恋人や夫婦が元の関係に戻る事を言います。

反りが合わない
気が合わない仲がしっくりこない事を言いますが、刀と鞘の反りが合わないと収まりません。
前記の元の鞘に収まると同じように、人との関係を刀と鞘に見立てた言い方です。

目貫通り
目貫は柄に巻き込み、本来の目的は闘争の折、血などで刀を持った手が滑らない役目をします。
また刀を帯びた時、一番目立つ部分となりますので洒落た目貫や、自らのアイデンティテー表現する目貫にと凝った目貫をつけたりしました。
繁華街を刀に見立て、一番賑やかな目立つ通りのことを目貫通りと言います。

付け焼刃
急コシラエやその場しのぎと言う意味ですが、日本刀は本来、特殊な土を用いて刃部に焼き入れをし、結果として美しい刃文が出ます。逆にチャンと手順を踏まず、研ぎ等で見せかけの刃文を書いたものは、使っているうちに刃文が消えてしまい、見せかけだけで斬れ味も良くないことを言います。

身から出た錆
長い期間、刀の手入れをしなかった為に刀から錆が出たのは自分責任ということから、自分自身で撒いた種が原因でどうしようもなくなったことを意味します。

鎬を削る
拮抗した能力をぶつけ合い、激しく優劣を争う意味ですが、鎬(シノギ)は日本刀の最も優れた特徴であり、他の国の刀剣に見られない機能を持っています。
鎬とは刃部と棟部の間にある刀身と平行に盛り上げた筋であり、相手の斬激を斬り落としたり、擦り上げたりする機能を持っています。つまり外国の剣法は一方に刀、もう一方に盾をもって闘争しますが、日本刀は鎬が盾の役目を果たすことで、諸手剣法になった所以でもあります。
つまり、双方で斬り合った時、引くに引けない、攻めに攻められない状態、鎬一つで生死の境が決まると言えます。そこで、生死を賭けて双方の能力を争うという意味で、鎬を削ると云います。

鍔競り合い(ツバゼリアイ)
双方拮抗した状態で斬り結び、相手の様子をうかがい、隙があれば攻め込もうと、お互いに競り合うという意味ですが、双方で斬り合い鍔同士が接している状態を言います。鍔同士が接している状態はお互いに至近距離で刀を押し込めば相手が斬れる状態です。一方はそうはさせまいと頑張りお互いに隙を見つけることとなります。
拮抗した能力をぶつけ合い、双方譲らない状態のたとえに使われます。
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