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ウサジャケ電鉄

Music with Usagi / Mountain / Railway

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更新日 2009-02-04 | 作成日 2008-05-27

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2008夏山〜朝日連峰縦走(以東岳>大朝日岳) 

1日目:鶴岡駅(バス)泡滝ダム〜大鳥池〜オツボ峰〜以東岳(小屋泊):歩行6時間50分(全て休憩込み)
2日目:以東岳〜狐穴小屋〜竜門小屋〜朝日岳小屋(小屋泊):歩行7時間45分
3日目:大朝日岳登頂〜小朝日岳〜鳥原山〜朝日鉱泉(バス)左沢駅:歩行5時間45分

なぜ朝日かというと、テツと絡めるなら飯豊か朝日しかないな!と思ったので、山登りとテツとどっちのウェイトが大きいのかは推して知るべし。
どっちの山域もテントは原則禁止(非常時除く)、避難小屋泊まりとなる。夏山準テン泊装備はそういえば2年前の薬師〜雲の平〜黒部五郎の3泊行以来か。もっとも、北アの場合夏山につきもののビールはどの小屋にもあることは分かっていたので(黒部五郎などサーバー生が出る)、その点の予想が出来ない朝日山域には350mlを2本持参したのは言うまでもないことである。

IMGP1378.jpgムーンライトえちごから乗り継いで鶴岡に朝の7時35分着。そこからバスで終点ではないが大鳥登山口着。ここからシーズンのみ運行の登山バスが出る。鶴岡からの登山客6人ともそのまま乗り継ぎ、途中からダートの道をさらに30分。簡易テントのバス停から歩行開始、9時30分。
 
持ち物は、今回後半のテツ旅のために一眼と望遠レンズ、ムービーカメラ、三脚を持って来ている。大きさもさることながらその重さは食事の重さとしたら2日分に相当しよう。ご飯予備の2日分、水2L、念のためのテント装備、ビール2本、火器などで計20kg程度か。
まずは大鳥小屋まで川沿いを進む。泡滝ダムの脇で林道から登山道へ。軽いアップダウンを繰り返し、最初は快適なれど時間が時間なので暑さが効く。吊り橋1本目までで1時間、2本目までさらに20分、事前に地形図はある程度見ていたつもりだったが、ここからの「七曲がり」はなかなか堪えた。つーかよく認識していなかった。
「つづら折れをショートカット通行禁止」の看板もあったが、そもそもこの荷物でショートカット≒急登しようと言う意欲はかなりなかった。途中水場を横切るのは顔を洗えてちょっと嬉しい。
12時5分、大鳥小屋に到着。小屋の管理人さんに「今日はこれからまだ行くのか?」と聞かれ「以東まで行こうかと…」と答えると、「今日はこれで7人だからまだ大丈夫だ」と言われる。なるほど以東の小屋はあまり大きくないらしく、人数調整をここでするらしい。あと時間的にここを13時には出ないと厳しいとのこと。

 
IMGP1389.jpg大鳥池は堰止め湖らしいが周囲は結構広く、これからの登りの前の最後の涼やかな場所だ。
コースはここで二分する。直登(3時間半)とオツボ峰回り(4時間)。地図ではオツボ峰の方がステキなような事が書いてあるし、直登は下から見ても太陽に晒されて暑そうなので後者を選択。樹林帯の急登〜時々ゆるい登りをひたすらこらえて1時間30分、展望が開ける…って以東小屋ってあの小さいのかヨ!遠いぜ!
この暑さの前ではなまじ見えない方が幸せなこともある。
しかし前を行く人影も見えるし、ここは脱水〜熱中症にだけは気をつけて登らねば。大鳥小屋で水は追加補充はしなかったが、この展望台から少し行ったところに水場があるようだ。ワタシは水量は余裕はあるが重いのを増やしていい余裕はなかったのでスルーした。
オツボ峰まで1時間程度、ここから以東岳まで200mの標高差ながら、4回くらい上下する(1つは岩山状)ので思いのほか疲れる。山域全体そうだがピークを巻くという事をしない。なんでだろうと思ったが、残雪期が長いからトラバースルートを極力減らしているのかもしれない。

 
IMGP1393.jpg4時10分、以東岳山頂。座り込んで肩で息をした。振り返って左を見ると大鳥池が広がる。よくネットでもここからの写真を見たが、もうただの水たまりという感想でしかなかった。
5分下ったところの小屋に向かう。メガネ女子の管理人さん(推定30代)がいて、寝場所を決めてもらう。この時期にしてはそんなに混雑しておらず、寝場所はゆとりがありそうだ。あと、すでに床に銀マットが敷かれていてシュラフだけで大丈夫。
水場は下る事さらに5分。すぐ下の雪渓の水、碧玉水を採るようだ。ココと次の朝日小屋までの4箇所の水はおいしく、どれもそのまま飲んでも平気ではあった。
ハァハァしながら小屋まで帰って来て夕ご飯。レトルトのシチューをいただく。
ちなみにビールは500mlのみですが1本1000円だそうです。おとなしく持って来たやつだけ飲んで終了。

 
IMGP1400.jpg翌朝は満天の星空で風もなく、ちょっと星をバルブ撮影などしてみた(134秒)。
流れ星もずいぶん頻繁に飛んでいる。見そこねたがストロボのような光を放ったやつもあった。
以東の山頂でご来光を迎える。今日も暑くなりそうだ。
山頂では同じく三脚で銀塩とデジ一眼の2台を持つ女性がいて、聞くと3日前からこの辺をうろついているとのこと。ワタシもまぁ2台といえば2台だが、一眼の方が重いべ。
朝の光で周りを撮るのが醍醐味なんだそうな。デジのプレビュー見せてもらったがいい色だったなぁ。(グレードはわからんがEOS)

 
IMGP1434.jpg以東岳を後にして縦走開始。5時35分。縦走って言うけど走る訳じゃないよね。縦歩じゃないのか。
以東岳の下りは連峰中でも易しい部類には入る。鞍部に降りてから振り返って見ると横幅の広さが雄大だ。
ここから狐穴小屋まで、荷物は軽いとは言いがたいものの時間帯がいいこともあり、一番らくらく歩けた時かもしれない。ジツはあまり苦しかったのも楽しかったのも印象がないというか。それなりにアップダウンしているのだが。
狐穴小屋は優しい斜面の草付きのなかにあった。それでも裸地化が酷かったのか木道やら石積みやら、道もよく手入れされている。水場も小屋のすぐ脇だ。プチ雲の平な感じ。
ここから三方境というピークまでわずか。20分ばかりかけて登る。さらにもう一段、北寒江山へ。結構苦しい。
頂上からは右へ分岐がある。村上方面へ抜ける道だが、決してエスケープルートという長さではない。
正面には寒江山が見えるが、これがまた100m程下って同じだけ登る。うむむ…。

 
IMGP1485.jpg寒江山から南寒江山は最も易しいが、南寒江からはまた100m強下らされる。もう眼前に竜門小屋は見えてはいるがさらに2つばかりピークをたどらねばならない。尾根道が左寄りになると大きな雪渓が見えて来た。大きいだけにガスの発生も多い。
登り返して竜門小屋に到着。時間は10時なのでまぁまぁのペースでもあるし、久々の重装備縦走で疲れはしたが、なんとか次の小屋には行けそうだ。
この小屋もすぐ脇が水場で、ビール数本とキュウリが1本冷やしてあった。広い敷地でもないが休んでいる人が多く、簡単な補給をして20分程で出発。昨日からほとんど付かず離れずのペースで来ていた60代とおぼしき男性とは、ここでワタシがだいぶ先行する事になった。

 
IMGP1488.jpg竜門山のジャンクションピーク自体は少々の登りで着くが、そこから西朝日岳までは3つばかりのピークを段々に越えて行かねばならない。ガスは出て来たが、稜線の越えなければならないピークが全て見えて、数えたくなかったがどうやら大小5つは越えないと…。とりあえず荷物を降ろさないと写真は撮れないので、そのつど長短の休みを取る区切りにはなるのだが。
2日目の一番印象的だったのがこの辺りなので、色んな意味で山の楽しい/きついが詰まった部分ではあるようだ。
 
あまり前を見ないで横とか下ばかり見て登ったらなんとか西朝日に到着。長めに休むことにしよう。
昨日から愛用のレモンキャンディー(かむタイプ)にずっと助けられて来たが、これと水があればお腹もそこそこ足しになるし緊急時も結構行けると思う。キャンディーマーン。
すでに大朝日の山頂は間近なはずなのだが、ガスに巻かれて見えるのは手前の中岳の同じ高さのピークだけ。
中岳の登りに備えて休み中、やたらシュンシュン言う音がすると思ったら、ツバメが滑空しているのだった。ここに来るまでもだったけど、トンボを初めとして虫が多いので、ツバメにとっては入れ食いなのだろう。

 
IMGP1503.jpgまた150m下って同じだけ登り返す。だいぶ陽も陰って来て暑さはそれほどでもなくなったのは救いだった。時々ザックを担ぎ直して急登をこなすと、植生が変わってお花畑になる。ここ中岳はわずかだがピークを巻くようになっていて、カール状の地形の大朝日の基部に出た。ガスが上がって小屋は見えるが山頂はお預け。
小屋までの登りの前の鞍部から金玉水という水場に下る。訓読みするなよ!絶対だぞ!というフレーズを考えたものの、あとで上の小屋で管理人さんに「あれはなんて読むのですか」と分かってて聞いて困らせたおじさんがいたので萎えた。これも雪渓の解けた水で、冷たくておいしい。
 
13時20分、小屋に上がると管理人さんはおらず、先客10名ほどが2階で脚を伸ばしていた。どうも勝手に場所取りをしていいようだ。とりあえず確保して外で服を乾かしたりする。
そのうち道直しをしていたという管理人さんが戻ったので、宿泊料1500円を払う。1泊客も含め混むというウワサのあった小屋だが、この日は15人程度で余裕があった。
蛇足ながら他の小屋でビールは3〜4倍の値付けながら売っていたが、この小屋だけはそもそも売っていなかった。水場が遠いのもあるが。
夜中は結構風が吹いて冷えた。寒暖の激しさは1000mの標高差もあるが北アとあまり変わらない。寒さのせいではないが1時間おきに目が覚めてしまった。疲れてはいるが脚と肩だけなのかもしれない。

 
IMGP1527.jpg翌朝一番でラーメンをかき込み山頂へ臨む。朝日で朝日迎えはやはりやっておきたい。
昨日とだいたい同じで雲海の上を漂う月山、蔵王連峰、飯豊山脈、遠く鳥海まで眺めながら、迎えたオレンジの球は素早く白く光り出した。昨日以上に暑くなりそうだ。
小屋に戻り荷物をパックして、当初予定した中ツル尾根ではなく、小朝日を越えるコースを採った。
下山しながら何度も大朝日を振り返る。以東から来ると鋭鋒に見えた大朝日もここから見るとオーソドックスなお椀型だ。途中銀玉水というのがあったが寄らなかった。聞けばここが一番おいしいとか。
300mほども下った頃、急登の返しで小朝日の基部に出る。西面なのでまだ日陰で涼しい。
30分ガマンして小朝日の頂上に出る。日陰なしで7時過ぎにして痛いような日射しだ。
昨日から小屋で顔合わせていた3人パーティとソロの人と少し話をする。「飯豊と朝日どっちにしようか考えたんですが」と話すと「順番は朝日→飯豊のほうがええやろうね」と名古屋からいらした同年代風の18きっぱーの人。いわくスケールは飯豊の方が少し大きいのだそうな。結局下りではこの4人には全くかなわなかった。こちらはストックもないとはいえ…。

 
IMGP1563.jpg小朝日からの下りは補助ロープで下らせるような場所もある。
ここも300は下っていそうだ。少し樹林帯が深くなって来て助かる。鳥原山への登り返しで再び少々ばてたが、ここの展望台で雄大な景色もお別れだ。
15分も行くと鳥原小屋のある湿原に出る。森の中にある好ましい小屋のロケーションだ。でも早く風呂に入りたかったので寄らず。
この辺で疲れが溜まったか、湿原の下の方にありがちな苔むした岩の上に不用意にのせた足がキレイにつるんと!ケツから落ちました。ケガという程でなく良かったけどしばらく動けなかった。

 
IMGP1576.jpgなおも続く急下りに辟易を通り越してネガティブな気持ちになっていると、やっと途中で横断する沢にたどり着いた。
大きな沢だし標高も低いので飲むのは躊躇したが、Tシャツや靴を脱いで浴びられるだけの水を浴びまくってクールダウン。最高に気持ちよかった。ここで20分滞留。
リフレッシュしたところで登り返しの続く尾根末端へ歩き出す。水ってやはり怖いけどすごい力を貰えるんだなぁと感心。
つづら折れの下りが始まるまで1時間もアップダウンを歩かされる。この逆コースは厳しそうだ。
やっとのつづら折れを20回も折り返したか(数えてはいません)、ようやく中ツル尾根との道が右から合わさる。平坦な道になり終わりが近い。弘法の水と言う水場にテン?らしき黄色い毛が目立つ小動物がいた。かわいい。持って帰りたい。
吊り橋のたもとに来ると対岸に上の方に朝日鉱泉の建物が見えた。…最後登るのか。もうこの20mくらいの登りさえきつかった。11時45分鉱泉着。
お昼からの入浴時間にいい感じで間に合い、赤く濁った朝日鉱泉に浸かって色々洗い流した。洗い場は3人分、浴槽はオトナが2人並んで入ったらちょっと3人目は入りづらい。
3人パーティと交代で入浴した。
ここから左沢駅までのバスは夏山期間中のみ。今年は8/17までで、運賃は2500円。
14時30分に出発してもうどこ走ってるんだと言う感じでいくつも曲がりながら1時間5分で左沢駅に到着。カーテンが全部閉まっててホテルの部屋みたくなってたキハ101に乗って山形へ。
山形から米沢行きに乗り換え、米沢で翌日のテツ活動に備えてレンタカーを借り、定宿へ向かって山旅部分は終了。先日閉店後に行ってほぞを噛んだ「まるぶん」でちょっとぜいたくなお肉をいただきひとり祝杯。

 
IMGP1612.jpg翌日は曇りがちな朝。近頃では珍しく新潟色ばかり揃った米沢駅5時15分頃、ちょうどキハ40がエンジン始動していた。まぁ音とかトラックと一緒っちゃ一緒だけど、前来た時は一晩中つけっぱだったので、やはり燃油高騰の影響なのだろうか。
レンタカーでまずは羽前椿辺りまで出かける。最初の3連3色と交換の青青を撮り終えたら、雨が降り出して来た。撮ってすぐクルマで走り出してしまったので、路肩に置いた時刻表を忘れた。一旦明沢まで来てしまったがこれを取りに戻り、沼沢付近で急行色を待つ。定番ポイントだが今まで撮った事はなかった。雷まで鳴り出すが、奈良から来たという気合い入った親子テツらしき2人連れも来た。
 

 
IMGP1627.jpg急行色は今泉で24分間停車するので、その先の俯瞰へ。しかしココで降ったり止んだりの雨が強くなり、時間が押しているのと不審じゃないポイントの行き方に腐心しているうちにすっかり汗だく。やっとの思いで撮った肝心の列車は霧の中ようやくわかるありさま。
とりあえず撮ったもののココではラチがあかないので次の快速べにばなは近接で撮る。雨なのに客窓が何枚か開いている。今泉出たばっかりですっごい飛ばしててびびった。快速ったって米坂区間は各停なのに。

 
IMGP1642.jpgお昼近くなったので、えらく繁盛していた「いわはなや」でチャーシューメンをいただく。ここのラーメンはいい具合の縮れ麺でおいしい。近くの手ノ子駅は待ち合い室も広いので、ゆっくりしていってね!なのだけど、民家もすぐ近くにあるのであまり不審な動きは控えよう。結局ここで3時まで滞在してもう1本の国鉄色コンビ待ち。あれ?キハ52-127とキハ47の向きが昨日と逆に…。これってべにばなになる列車だけじゃなかったっけ…。
すでにバックミラーの設置された駅で、車掌さんのお仕事っぷりももうあまり見られなくなるのかなぁ、と思うと早くも愁色つのるのであった。しかしキハ47って運転台の床面高いな。

 
IMGP1660.jpgさてこれで終わり…と思ったら小松で国鉄同士の交換あるやん、と気づく。のんびり荷物まとめたりしてる場合じゃなかった。結局間に合わなかったが、そこでまだ2度国鉄色のチャンスがあることがわかったので、朝辛酸をなめた俯瞰へ。さらに1時間待ちしてなんとか2枚捉えた。ケツ撃ちの方がうまくいったり。

 
急行色ももう1回来るけど、さすがにこれ以上いると18きっぷで帰宅は無理になってしまう。
充分とは言えないまでも収穫もあったのでおとなしく帰ろう。
借りたトヨタベルタ、170km走って給油8.2リッターだぜ!めちゃくちゃ燃費いいぜ!タイヤも細いけどな。ちょっと濡れたカーブ怖かった。
 
無事17:45の米沢発福島行きでのんびり牛肉ど真ん中弁当をいただきつつ、いつも通り接続時間のきつい感じの東北本線を南下して池袋に23:41着。
途中宇都宮始発の列車で、ときどき身体中拭いてる人がちょっと汗ぱふゅーむしてたので小山で降りてホッとしたのだが、池袋に着く頃に「もしかして俺じゃね?」と気づく。
小山から赤羽まで池脇千鶴の名前が思い出せなくて気づかなかったらしい。
18きっぷとSuica利用分を除いて旅の支出はおよそ35000円也。