| EXCEL 2007 |
| 平成19年 2月更新 |
| はじめに Excel 2007もWord 2007と同様に少し使ってみた。色々新しくなっているが、Wordと共通する機能も多い。ここでは Excel 2003までの知識があり、前篇のWord 2007も読んであるとして解説する。 Excel 2007でもすべての機能や、細かいところまで試していないので、とりあえず使えればという観点で説明した。 起動時画面 従来のシート画面が出るが、上のタイトルバー(Officeボタンとクイックアクセスツールバーを含む)、タブバー、リボン領域はWordと全く同じ形。もちろん、内容は少し異なる。 シート画面の行数や列数だが、従来の6万5536行×256列から104万8576行×1万6384列に増えているが、個人使用では使いきれない広さである。 左下のシートタブは従来通り3つだが、右側にシート挿入ボタンが付いている。ステータスバーには、従来のシート表示を「標準」として、新たに「ページレイアウト」、「改ページプレビュー」ボタンがある。右端にはWordと同じズームバーがある。 ※画面右上に2段目の×があって(Wordにはない)、現在のブックを閉じることができる。 |
| 作業の開始 従来はシート画面でレイアウトを決めずに入力編集し、印刷時点でレイアウト調整することが多かった。2007では、あらかじめ用紙設定された「レイアウト」画面が出せるので、用紙サイズを決めている表などは、この方が使いやすいと思われる。 *レイアウト画面を使う 右下の「レイアウト」ボタンで、デフォルトのA4縦のシートとなる。レイアウト画面では、余白を除くシート範囲にCM単位のスケールも付く。 用紙設定を変えるには、上のレイアウトタブの「ページ設定」グループで、余白、印刷の向き、用紙サイズを変えればよい。 ※レイアウト画面は現在のシートのみに適用される。したがって、シートごとに別の用紙設定も可能。 ※起動したときに最初からレイアウト画面にもできる⇒Officeボタンのメニューの下の「Excelのオプション」の基本設定。 *画面表示サイズ 右下のズームバーでよいが、表示タブにもある。表示タブでは、選択範囲のズームもできる。リボン領域を非表示にできるのはWordに同じだが、全画面表示(解除はESC)も表示タブから可能。 入力関係 データ入力は従来と同じ。デフォルトのフォントの種類やフォントサイズも変わっていないが、デフォルトのフォントを変えるのは、すぐ上に記した「Excelのオプション」の基本設定。 入力した文字のセル内の上下配置は、デフォルトが従来は上になっていたが、中央に変わっている。 シート画面の表示倍率が、必要に応じて、右下のズームボタンで自由に変えられるのが便利。また、シートの追加もシートタブ右側のボタンで、一発で追加できる。 Wordと同様に、ホームタブの左端にコピー貼り付け関係、右端に検索(ジャンプを含む)と置換、オブジェクトの選択がある。ジャンプではジャンプ項目も選択できる。 ※データのクリア リボンの「編集」グループにクリアボタンがあり、従来のように、すべてクリアや書式クリアがある。 ※オートフィル セルも右下をドラッグするのは同じだが、「編集」グループにオートフィルボタンがあり、メニューから同じ値をコピーしたり、オートフィルができる。 ※ヘッダ/フッタ入力 レイアウト画面では、上部と下部の領域(中央、左、右)にクリックするだけで、ヘッダやフッタを入力できる。このときは上のリボンはヘッダ/フッタ関係となり、色々な要素を挿入したり、設定などがある。従来のヘッダ/フッタ挿入は「挿入」タブにある。 ※入力規則の設定 データタブの「データツール」グループのボタンから行う。 |
| 選択 従来と変わらないが、画面をはみ出す範囲のドラッグ選択では、行きすぎないように配慮されている。 行列操作 行や列幅の変更は境界線のドラッグに変わりはないが、ALTを押しながらドラッグすると複数行や列でも、1つの幅の数字が出るし微調整しやすい。 行や列の挿入や削除も、右クリックからでもよいが、リボンの「セル」にボタンが設けられている。 なお、行列幅を数値で指定したり、その他の操作も「セル」の書式ボタンを使う。 シート関係 行と列数が大幅に増えたことは述べた。また、シートのタブの右にシートの挿入ボタンが付き、挿入が簡単になったし、従来は選択したシートタブの左に追加されたが、右側に追加される。 また、シートタブに着色は、タブ全体にも薄く着色されるようになった。シート関係のメニューが、リボンの「セル」の書式に入っている。 さらに、シートの枠線の表示/非表示、見出し(行列番号)の表示/非表示ボタンもある。 データの書式 リボンの「フォント」グループに、Wordより少ないが、Wordと同様なボタンがある。ここには、罫線ボタンとセルの塗りつぶしボタンもある。 リボンのボタンからの書式やスタイルが、すぐに反映されるのはWordに同じ(セルの書式でも)。Wordで選択したときに出るミニツールバーは、データが入ったセルを右クリックすると出る。 ※従来のセルの書式ダイアログ グループ名(フォント、配置、数値)の右の斜め矢印から出せる。 ※タイトルと見出し 「スタイル」グループのセルのスタイルに、タイトルと見出しのサンプルもある。 数字や日付の表示形式 数字に対しては、リボンの「数値」に従来のボタンがあるが、その上のボックスに選択されたセルに設定された表示形式が出るようになっている(最初は標準)。 また、ここから色々な書式を設定できる。ここには、日付と時間の簡単な書式もある。これ以外の設定は、下の「その他の表示形式」から、従来のダイアログボックスを出して行う。 セルの書式、スタイル 塗りつぶしは範囲選択して、「フォント」グループ内のボタンにあるが、リボンの「スタイル」のセルのスタイルから、サンプルを選んで設定してもよい。 セル内のデータの配置は「配置」グループで行う。「配置」では、上下の配置、文字方向、文字列の折り返し、セルの結合もある。セルの結合では、中央に配置以外の、単なる結合もある。 ※テーマ Wordと同じように「ページレイアウト」タブには「テーマ」もあり、データ表のスタイルを一発に変更できる。 罫線 罫線は「フォント」グループの罫線ボタンで、従来と同じ様に引ける。ここで罫線の変更や色も付けられる。 ここには2003にもあった鉛筆マークで罫線を引くのもある。下の「その他の罫線」で従来のセルの書式設定の罫線ダイアログを出せる。 合計などを取る買{タン 2003に同じ機能で「ホーム」タブの編集グループにある。もちろん「数式」タブにもある。 |
| 印刷 印刷は従来に同じく、まずプレビュー(クイックアクセスツールバー、Officeボタンの印刷からも)で確認する。 プレビュー画面で、必要に応じて「ページ設定」画面を出せるし、印刷ボタンで印刷できる。プレビュー等の確認が必要なければ、クイックアクセスツールバーの印刷ボタンでよい。 なお、「レイアウト画面」で作成したデータの印刷は、ページ単位に分かれているので、改ページ位置は意識しなくてもよいが、従来のシートから作成した時は、必要に応じて、右下の「改ページプレビュー」(表示タブからも)ボタンで、改ページ位置の確認や調整ができる。 ※ページレイアウトタブのその他のボタン 印刷範囲の設定/クリア、改ページ、複数ページに同じタイトル行を入れる「印刷タイトル」もある。 さらに、拡大/縮小印刷や、縦横を何ページに収めるかのボタンもある。枠線や見出し(行列番号)の印刷も可能。 保存と開く Word 2007と同じ形。保存ファイルの拡張子はxlsxとなる。もちろん、2003までのxlsファイルも開いたり、xlsのまま保存できる。 |
| データの保護 校閲タブに保護関係がまとめられている。 図形操作 図形の挿入や編集はWordと同じようにできる。「SmartArt」も同じように使える。 名前関係 名前を付けるには「数式」タブの「定義された名前」グループの名前の定義で付けられる。つけた名前の確認や変更は名前の管理ボタンで行う。 ここには、式に名前を使うとき挿入できるボタンや、表の項目を名前にするボタンもある。 条件付書式(ホームタブ) 従来より設定が分かりやすくなった。よく使う条件を一覧から選択して設定できる。数式を使うなどは「新しいルール」で、従来のような設定ダイアログを出して行う。 設定できる条件の数は2003までの3つまでだったが、2007では無制限になった。なお、設定したルールは、「ルールの管理」で確認や変更ができるし、「ルールのクリア」もある。 ※新しい機能のデータバー、カラースケール、アイコンセット 条件付き書式ボタンのメニューにあり、数値データに対して大きさを示す棒グラフのようなデータバーを付けたり、色分けしたり、アイコンで区別するなどができる。 |
| 関数入力 「数式」タブで、関数を分類から選びやすくなっている。数式バーやセルへの直接入力時に関数名を数文字入力すると、該当する候補を表示してくれる「数式オートコンプリート」機能が採用されている。 データ処理関係 新しい機能(2003のリスト表の拡張)として、データ表範囲を「テーブル」として定義できるようになった。それに伴い、挿入タブに「テーブル」、ホームタブに「テーブルとして書式設定」というコマンドが追加されている。 テーブルとして定義しておくと、表全体にカラフルなスタイルをワンタッチで指定できたり、オートフィルタを自動設定したりすることもできる。 なお、従来からのデータ操作は、「データ」タブにまとめられている。並べ替えとオートフィルタもあるが、ホームタブの「編集」グループにもある。並べ替えの条件が、これまでは3つまでであったが、64個まで可能になった。 その他、データ区切りや統合、アウトライン関係(グループ別に小計を取るなど)もここにある。 ※重複の削除 新しい機能で、重複データを含む列(複数可)を選択して実行すれば、重複を除いたデータが得られる。 |
| グラフ グラフ作成はデータ範囲を選択して「挿入」タブの「グラフ」グループで行う。縦棒や折れ線などの一般的なグラフ形式は、メニューから好みのパターンを選ぶだけで、あっという間にグラフが作成される。 しかもグラフを選択している間は、グラフツールタブとして「デザイン」、「レイアウト」、「書式」というタブが自動的に現れるので、グラフのレイアウトや配色などをリボンから簡単に変更することができる。 グラフのデザイン自体も、単なる縦棒、横棒、3D風に加えて、円柱、円錐、ピラミッド型などバリエーションが豊富になった。配色も、中間色やグラデーションをふんだんに使ったものが多い。カラフルでありながら派手になりすぎず、従来のグラフよりも著しく表現力が進化している。 その他 ・従来のツールメニューのオプションは、Officeボタンの下の「Excelのオプション」 ・挿入タブには、ハイパーパリンクやピボットテーブルの挿入もある。 ・数式タブには、式を変更したときなどの再計算(デフォルトは自動)を手動に切り替えるボタンや、手動にしたときに、クリックで再計算するボタンもある。 ・校閲タブには、コメントの挿入など、コメント関係がある。 ・表示タブに、ウィンドウ操作(整列、分割、固定など)がまとめられている。さらに2つのウィンドウの並べて比較、同時スクロールなどもある。 ・マクロの記録や表示は表示タブの右端に置かれている。 |
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