

漆液が採取できるシーズンは6月〜10月くらいで、年中採れるわけじゃありません。葉があり、日照があり、適度な温度と水分が必要です。漆は落葉樹ですから、そのシーズン以外は葉がないので漆掻きはできません。
ここのところ好天続きで葉が少々萎えぎみですが、これから梅雨に入れば元気を取り戻すでしょう。

というほどではないですが、いちおう型式だけでも。
山の物を利用させていただく。この感謝の気持ちが大切なのです。
その精神性はすべて自分へと戻って来ます。のぼせあがった作家が、木材でも漆でもぞんざいに扱っていると、必ずしっぺ返しが来ます。
ちなみにこのビールは、私が内側から身を浄めるのに、後で利用させていただきます。

丹波漆の伝統的な掻き方は、殺し掻き(1シーズンで木が死ぬまで掻ききってしまう。)ですが、木が死ぬまで掻かずに途中でやめれば、養生掻きとなります。
掻き方による漆の品質云々の問題は、また別の機会に書きましょう。
ところで、初鎌を入れたところからは、すでに樹液が少量出てます。これは採りません。これは乾かない漆、タダのカブレ汁です。
これから天候や葉の様子を見ながら、だいたい4日おきにキズを入れていきますが、最初3回くらいは品質も悪いし量も少ないので、採りません。葉に「漆を作れ」命令を出すためのウォーミングアップ期間です。
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