
日本書紀、岩波文庫版(ISBN4-00-300041-2)だとちょうど100ページあたりですが、
スサノオノミコトが「この国にはなにもないんで、よからじ。」とか言って何種類かの「木」を作るシーンがあります。いろんなプロセスを経て作ったのが、杉(スギ)、桧(ヒノキ)、槙(マキ)、楠(クス)の4つ。
そしてそのときすぐに、「用いるべきものを定む。」と言ってそれらの用途を決めています。「杉と楠=船を作れ、桧=家を作れ、槙=棺桶を作れ。」だいぶ私の意訳が入ってますが、だいたいこんなところです。
次は聖書。キリスト教ですね。杉はいろんなシーンで出てきます。
便利なものがありますね。ここで「杉」で語句検索すれば、旧約聖書の新共同訳だけでも81箇所ヒットします。
で、私が何が言いたかったかというと、杉という木は、世界的に昔から「由緒正しい木」とされていたということ。
そしてこれら由緒正しい木に対して、「雑木」という差別用語があります。私個人的には、「樹種に貴賤はない、それぞれの木はそれぞれの役目を持ってこの世に生まれてきている。」という立場ですが。
ところで、その由緒正しいはずの「杉」が、最近窮地に立たされているのです。エッセイ4に続く。
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